<支援者様の声>

みづほの里  訪問看護ステーション

訪問看護ステーション とうもうより引き続き訪問させて頂くことになりました。 
伺うといつも笑顔で迎えて頂き、元気を貰っています。

いつもアクティブに生活していた村田さんは、じっとしているのが嫌い・・・。
介護士さん、奥様と外出し、いろいろな所へ出掛けて行き、日に焼けて、健康的ですね。

そんな村田さんに双子のお孫さんが生まれ、家族が増えて賑やかになりました。
お孫さんの成長を、これからも一緒に見守って行きたいですね。

微力ながら私達に出来ることを精一杯させて頂き、
奥様の介護負担を少しでも減らすことが、出来たらと思っています。

これからも宜しくお願い致します。

平成28年5月    小柴   多賀谷   山本
訪問看護ステーション とうもう

当ステーションは平成19年10月に開設いたしました。
現在、看護師3名、理学療法士1名の小さなステーションです。
今回、ケアマネージャーの内田さんからご相談頂き、訪問看護で担当することになりました。

それまでの村田さんは、奥様や訪問介護、入浴サービス、
レスパイト入院などを上手に活用し在宅生活を送られていました。

これまでのご苦労は数えきれないほどあったと思いますが、HPを見させて頂くと、
色々な所に出かけられている姿が多く、
明るく元気に「ALSと共に」生きていらっしゃるのだなと関心しました。
それから、同じ病気を持つ人たちがHPを見て、
実際に人工呼吸器を装着し生活を送っている人の生の声を聞くことで勇気づけられていることと思います。

私たちも村田さんの笑顔でいつも元気を貰っています。

微力ながら、わたしたちに出来ることを精一杯させて頂き、
同時に奥様の介護負担を少しでも減らすことが出来たらと思います。

これからも宜しくお願い致します。

平成27年12月 山本 添田 原田
みづほの里 訪問入浴

今年の1月より訪問入浴を利用していただきありがとうございます。
そして村田さんの大切なホームページへの、仲間入りができとてもうれしく思います!
入浴にお邪魔している私たちが、お二人のゆっくり流れている時間に、心が癒されています。
帰りの車中はほんわかとした気分で、1日の締め括りができます。

これからも快適な入浴ができますよう、
努力していきたいと思いますのでよろしくお願いします。

2015年3月11日 碓氷 実千代
さくら介護支援サービスセンター 訪問入浴

村田さんのところへ訪問するようになり、半年が過ぎました。
訪問入浴の仕事をやりはじめ三人が慣れていなく、多々不安があったかとも思います。
それでも今では、準備の手順をはじめ、村田さんに声かけもされ、
また文字盤もできるようになり、笑顔も出るようになりました。

この仕事を始めて良かったと思うと同時に、
まだまだ色々と勉強をしなくてはいけないことばかりだと感じています。

平成27年3月20日 浅古政美 佐藤幸恵 加藤弘美
村田波廣さんへ

先日は、僕の職場体験での訪問を受け入れて下さりありがとうございました。

僕は初めて村田さんを見たときは、「怖い」 という印象があって、
なかなか話せなかったのですが、文字盤での会話や看護師さんの説明などを聞 いたりしたら、
怖いという印象がなくなり、逆に病気について興味を持つことが出来ました。

僕は今までALSという病気について、全く興味がなくテレビのコマーシャルなどで見ても、
他人事のように無視していました。

しかし訪問に行った日に、村田さんなどがALSについて、
教えて下さりALSをとても身近に感じました。

そして病気をもっと知りたいと思い、自らインターネットで調べたりもしました。

今回の村田さんへの訪問は、とても貴重なものとなりました。
これからも村田さんに言われたように、夢の実現のために頑張りたいと思います。

2014年9月3日  太田市立太田中2年  山口 創平
今思うこと〜娘の目線から〜

先日、父は70歳の誕生日を迎えました。
古希のお祝いができ家族共々嬉しく思いました。

ALS発病初期は、シャツのボタンがかけられなくなったり、
言葉が発しにくくなったり、食事が喉を通らなくなったり、
転んで私のプレゼントした腕時計にヒビがはいってしまったり(しょっく!)・・

とにかく日に日に不自由になっていく苦しむ父を見ているのがとても辛かったです。

日々を生きることに精一杯でしたから、
この年齢まで元気でいてくれて本当によかった!
ありがとうの気持ちでいっぱいです。

定年退職後の第二の人生は、母と登山をしたり、
ボランティアをしたり、海外旅行を楽しみたいと話していました。
まさか、難病ALSが加わるとは思いもしませんでした。

人工呼吸器装着から早いもので11年目。

私は遠方に住んでいるので時々遊びに行くのですが、
父の表情から充実した穏やかな日々を過ごしている様子が伝わってきて、
人工呼吸器をつけて良かったなあと感じています。
(それでも人工呼吸器装着直後は、
慣れない呼吸器と声が発せないことにパニック状態の苦しむ父の姿に、
呼吸器装着して本当によかったのか心配でした。)

「障害は不便である。しかし不幸ではない」という名言がありますが、
父がALSをうけいれて前向きな気持ちに変わったとき、気持ち次第、考え方次第でHAPPY!
と思うようになりました。

ALSは父の身体機能や声を奪いました。
けれども、家族の大切さ、人の痛み、人の優しさなど多くを気付かせてくれました。

病気になっていなければ出会うことのなかった、
闘病仲間や、医療従事者の方々との素敵な出会いもたくさんありました。

今では、皆さまとのふれあいが元気の源になっているのだなあと心から感謝しています。

2020年には、東京五輪があります。オリンピックで盛り上がり、
喜寿のお祝いと金婚式とダブルでお祝いできることを願っています。

ALS闘病中の方々が楽しく心健やかに日々を過ごされますように・・・

医療従事者の皆さま、友人の皆さま、闘病中の方々、今後ともよろしくお願いいたします。

2014年6月30日

2014年6月29日 娘の家に遊びにいきました
高崎健康福祉大学

数年前、日本ALS協会群馬県支部の活動で村田さんと初めてお会いして名刺をいただき、
ずっと大切にしまっていました。

村田さんのホームページを拝見すると、
なんと村田さんと私は秋田県出身という共通点があり、
ぜひ一度会ってお話したいと思っていました。

この度、ご縁があり訪問させていただきました。
患者会の活動ではゆっくりお話しすることができなかったのですが、
村田さんのご自宅に訪問したときに、
ご夫妻と日課となっている散歩や買い物など外出の話や、
秋田の話など色々なお話をしてとても楽しい時間を過ごすことができました。

ホームページやメールのやりとりから、
村田さんのことを几帳面で優しい気遣いのある方だと思っていたのですが、
直接お会いするとまさに想像通りで、
村田さんご夫妻の温かいお人柄と穏やかな雰囲気にとても癒されました。

私は、村田さんは自分のできることであれば同病者の力になりたい!
ALS療養者のケアに携わる保健医療福祉の従事者や学生達のために力になりたい!
という気持ちを強く持っている方だと感じました。

村田さんご夫妻とお会いして、
私も色々なことに頑張っていこうと気持ちを新たにし、
元気をたくさんもらいました。

ありがとうございました。これからもよろしくお願い致します。 

2014年3月18日訪問   高崎健康福祉大学 新井明子
館林厚生病院

 村田さんとのかかわりは、群馬大学病院でALSの診断を受け、
当院の外来フォローとなったときからです。
外来でお会いした時、本人家族は人工呼吸器については装着すると判断をしていました。
ALSで一番大変な人工呼吸器装着について、決めているのには大変驚かされました。
診断がついてから一番大変な人工呼吸器の装着について家族間で相談、
判断ができたのであれば、今後は何があっても大丈夫だと思いました。

外来通院となりどの位してからでしょうか、
症状は徐々に進み胃ろう造設となりそれから一か月ほどしてから、
妻より夜間起きる回数が多くなったという情報がありました。

起きる回数が増えたということは、
息が苦しくなり人工呼吸器の装着を検討したほうがいいのではないかと考え、
担当医師に相談し入院の運びとなりました。
入院後、すぐ気管切開、人工呼吸器装着となり50日程で在宅療養となりました。

退院時は病院の壊れそうな救急車で、担当医師、看護師付きでお送りし、
部屋に入りきれないほどの関係者が自宅へ集合したのを、今でも思い出します。

退院後の往診医、訪問看護、ケアマネも決まっていましたが、引き継ぎの問題もあり、
落ち着くまでの一か月ほど、私もかかわらせてもらうことになりましたね。

一か月過ぎるころには村田さん自身も、妻も落ち着き、
排泄等の生活パターンもでき順調に行きましたね。

退院後は館林厚生病院へは定期的に胃ろう交換、耳鼻科、歯科の診察もかねて、
半年に一回入院をしました。

何時頃からでしょうか。
村田さん自身の判断で、外来受診に変更になりましたね。
半年に一度ですが会えるのを楽しみにしています。

話は変わりますが写真の件ですが、村田さんが入院時に、
ご主人が同じ病気の診断がついた安藤さん、母親が同じ病気の診断がついた多田さんです。
安藤さん多田さんも自宅退院し、いま患者さんはいませんが、
現在も時々食事会をして昔話に花を咲かせています。

村田さん本人はいつも静かにお話を聞いていますね。

今後も時々は皆で近況報告をしながら、食
事会をし村田さんに会いに行き、ご夫婦の頑張りを応援していきたいと思います。

2013年9月8日   地域連携室 看護師 今成美佐子
日本ALS協会群馬県支部事務局

平成23年、村田さんがALS群馬県支部の支部長を引き受けてくださったのと
一緒に、私も事務局長をさせていただくことになりました。

何かと行き届かない事務局ですが、皆様に助けていただきながら運営しています。
なによりも、村田さんが温かく見守っていてくださっている事と、
肝心なところをしっかりとおさえてもらっているという安心感が、私の支えになっています。

教師をしている友人が家庭訪問にいくとその家の雰囲気がよくわかる・・そう言っていました。
散らかっているとか片付いているとか、そういう次元ではなく感じるのだそうです。
もちろん、皆さんご存じの通り村田さんのお宅は、とてもキレイに片付いています。
そしてその温かいその暮らし方にはスタイルがあって素敵です。
村田さんご夫妻そのものなのでしょうね。

患者の立場から発信する村田さんの力がいろいろな人を勇気づけていると思います。
私もそのひとりです。
これからもどうぞ助けてくださいね、お願いしますっ!
    
2013年5月30日 須賀由美子
訪問看護ステーションかがやき

私は、村田さんのお宅へ、看護学生と一緒に訪問させていただいてます。
かがやきでは、年間14〜15名の看護師の卵が勉強に来ています。

学生は今まで、グループ学習をしていますが、初めて一人での在宅実習になります。
「大丈夫かな?」「迷惑かけたりしないか?」「コミュニケーションとれるかな?」と、
不安でいっぱいの学生が多く、緊張は訪問でマックスです。

そんな彼女らを、いつも快く笑顔で、
「どうぞ、いらしてください」と村田さんは受け入れて下さいます。

訪問入浴の看護を、可能な限り体験させていただき、
奥様はコミュニケーションの方法、呼吸器や吸引・胃ろう栄養の説明を、
わかり易くお話下さいます。

入浴後ゆっくり休みたい時間でも伝の心を使い、
ご病気になられてから現在までの道のりをお話下さいます。
どの学生も、透明な文字盤でのコミュニケーションを通し、
村田さんのまばたき一つ一つの発信を読み取ろうと必死です。

目と目を合わせるというコミュニケーションで一番大切なことを、
村田さんと奥さんの温かい励ましをいただき、学ばせていただいています。
とても有り難いです。

これからも、いつも前向きな村田さんから元気をもらいに、
伺わせていただきたいと思っています。

そして、看護師としてこれからの援助について考えて行こうと思っています。
また微力ながら、奥様の日々の介護の相談などのらせていただきたいと思っています。
    
2013年2月25日 管理者 井上晴美
群馬県立義肢製作所

村田さんのお宅には、
現在ご使用の座位保持装置付き車いすや意思伝達装置などの関係で、
保健福祉事務所の保健師さんやシステムエンジニアの方、
県の機関の関係者などなど、多彩なメンバーで度々お伺いさせて頂いています。

また、新意思伝達装置「話想」の開発ではモニターをお願いして、
いろいろ貴重なご意見をいただき大変お世話になりました。

おかげさまで「話想」も完成となり、
待ってくださっていた群馬県内の方に支給の予定となっています。

私が村田さんのお宅に初めてお伺いさせていただいたのは、
平成16年のことだったと記憶しています。

座位保持装置付き車いすが完成してお届けした際に、
不具合のチェックのためにそれに乗っていただいて、
家の中を移動してみたことを思い出します。

その座位保持装置付き車いすが、村田さんの毎週のお散歩や旅行などに、
これまで頑張ってお役に立ってくれていて本当にうれしく思っています。

また、意思伝達装置「伝の心」も意思伝達や文書、メ
ールやインターネットとしっかりお役に立ってくれているのを見ると、
車いすと伝の心の両方ともに、こんなに大事愛用してくださる村田さんのところで、
お役にたてて良かったねとお伺いするたびに感じています。

私たちをいつも笑顔で迎えてくださる、村田さんご夫妻に感謝しております。
これからもどうぞよろしくお願い致します。

2013年1月28日 義肢装具士 小林希一郎
東部保健福祉事務所

平成16年1月、
当時の保健福祉事務所の担当保健師さんから村田さんのお口のケアについて
相談されたのがきっかけで訪問させていただいています。 
初めてお会いした村田さんは、パソコン操作で迎えてくださり、
更にお話を伺って強い精神力とパワーに感動したことを思い出します。

口からものを食べていないと歯みがきはしなくてもよいのでは、と思われがちですが、
口を使わないと自浄作用が低下するため細菌が増殖し、
誤嚥性肺炎や歯周病など命にかかわる病気を引き起こします。
また口の機能を維持することもケアの目的の1つです。

村田さんは奥様と一緒にお口の手入れの話をしっかり聞いてくださり、
歯ブラシによる基本的なケアを中心に行って、
歯肉も改善され清潔なお口を維持されています。

通常口腔ケアの大切さは理解していても、実際に毎日となると本当に大変だと思います。
奥様がその都度工夫をしながら継続してくださっていること(これが一番大きな力)、
ご自身も厚生病院に入院されるたびに希望して歯科の定期健診を受けられていることなど、
お二人の「お口の健康への高い意識」が村田さんの体を守り、
元気の源の一つになっているのだと思います。

いつもニコニコと迎えてくださり、一生懸命お口を開いてくださいます。
私も村田さん(ご夫妻)の様々な頑張りをいろいろな方にお伝えしたくて、
ホームページの紹介や保健所実習に来る学生さんたちにいつも話しています。
口腔ケアを必要とする方々が、ケアを受けて少しでも体調よく、
そして気持ちよく過ごせるような体制づくりがもっと進むことが必要ですね。
何事にも前向きなお二人に、いつも力をいただいています。
またお伺いしますのでよろしくお願いします♪
 
H24.12.25.  歯科衛生士  戸間 和子
館林保健福祉事務所

村田さんと館林保健福祉事務所の出会いは
H13年4月からです。特定疾患医療給付の申請に奥様がいらっしゃいました。

私たちの職場は転勤がありますので、私の前に3人の保健師が関わらせて
いただいております。私がお会いするようになったときはすでに人工呼吸器を
装着されていてたくさんの支援者の方が村田さんを応援していらっしゃいました。

保健福祉事務所の関わりとしては、介護保険サービスはケアマネさん等が
中心に支援されているので、それ以外のサービスとして特定疾患医療給付の申請や、
歯科衛生士さんと共に口腔ケアや県立義肢製作所の方と
コミュニケーション機器支援のために同行訪問などをしています。

ご自宅に伺うと奥様と共にいつも温かく迎えていただき、
また、在宅療養上のいろいろな お話しをしていただきとても勉強になり感謝しております。

館林・邑楽地区のALS療養者等の方々を支援させていただく上で
村田さんとの関わりの経験はとてもありがたく貴重であり、
他の療養者やご家族を勇気づけていらっしゃると感じています。

今後も何かありましたらお気軽にご連絡いただき、
微力ですが少しでもお手伝いできればと 思っておりますので、
どうぞよろしくお願いします。

H24.12.25 館林保健福祉事務所 保健師 竹内昌代
株式会社 マルホン

私が、村田さんの担当になり3年になります。

担当になった当初は、
「コミュニケーションをどうとったらいいのかな?」と不安もありました。

実際お伺いしてみると、村田さんは表情豊かで、
村田さんご本人はもちろんご家族のかたも明るくて、
そんな不安は吹き飛んでしまいました。

回路などの備品補充に伺う際も、いつも明るく迎えてくれます。

村田さんは、車いすに座り公園を散策したり、活動的なのには驚かされました。
以前は、呼吸器も大きく重かったですが、今は小さく軽くなってきました。

ケアをするに当たり、ご本人様の意向はもちろんですが、
ご家族の方の負担を出来るだけ減らせるように努力して
行かなければならないなぁと勉強させられました。

ご家族ケアのために、レスパイト入院があります。
その際には、我々も同行するのですが、
村田さんが少し寂しげに見えるのが印象的です。

私は、父と母が大病した際に、1ヶ月介護休暇をもらい、
病院に泊まり込みで付き添いをしたことがあります。

その時は毎日が、忙しくすごく大変だったのを今でも覚えています。
継続するには、時々休憩も必要です。

そして、継続するには絆が必要で、何より思いやりが大切だと感じました。
村田さんご夫婦からも、強い絆と思いやりを感じます。

病気の告知や呼吸器の導入など、ここまで来るにはいろいろあったと思います。
それが、信頼につながり今では、良い距離感を保っているような気がします。
村田さんご夫婦を通じ、いろいろ勉強させられます。

まだまだ、未熟な部分もあると思いますが、
お気づきの点があれば何でもご相談ください。

我々に出来ることには限界もありますが、
微力でも村田さんのお力になれるよう、精一杯これからも頑張ります。

2012年9月25日 菊池 博貴

訪問看護ステーション  かがやき

私は今年4月から村田さんの担当になりました。

初めてお会いしたときに感じたのは、村田さんの生きる力の強さです。 

ご自分だって体の自由が利かずに大変な思いをされているのに、
周囲を思いやる気持ちや社会にALSという病を自ら発信していく、
何より生きようとするその強いパワーに圧倒されました。

また奥様の当たり前のように自然に行っている介護の姿が素晴らしいと感じます。
お二人は仲が良く、お互いを思いやっている様子が伝わってきて、
本当に二人三脚で人生を歩んでこられたのだなあと感じます。

実は最近父が入院し毎日の見舞いや家事などで心身共に疲れていたときに、
奥様の今までの介護の話を聞かせていただいて勇気づけられました。

奥様も日々の家事や介護で本当にお疲れだと思います。
それなのに毎回私や父のことを気遣ってくださり、
その気持ちが本当にうれしく感謝の思いでいっぱいです。

村田さんの訪問では毎回沢山のことを学んでいます。
これからも村田さんご夫妻から学ばせていただき、
私自身も成長していきたいと思います。

どうぞよろしくお願いいたします。

2012年8月23日    作業療法士 鈴木亜希子
いつも元気をもらっています!

村田は秋田県から、
私は山形県から昭和38年に当時の東京三洋電機(株)に入社した。

彼はスポーツなら何でもこなせてしかも一流。
一方私は音楽(当時は吹奏楽部に所属)と趣味は違っていたが入社以来の大の親友

しかし、自分で言うのも変だが二人共まじめ人間でコツコツタイプの典型的なA型
(家内と奥さんのよし子さんは共にO型)、入社4年後密かに入学した夜間の短大、
何と村田も密かに入学していた偶然の一致。

その後寮の部屋も同じで、第二の人生の仲人も同じ人。
私とよし子さんとは東京三洋電機(株)吹奏楽部の仲間。
何んと彼とは縁が深いこと・・・。

そんなことから時々お邪魔しており、
村田には「来たよ」と目を合わせながら

「相変わらず外に出ていると見え真っ黒だね(渋谷)」
「前より頭が薄くなったなあ(村田)」

などと、お互いの状況を確認し合っています。

家内とよし子さんも旧知の中でしかも気が合うらしく、
介護の話・お互いの家族の話・野菜作りの話・どこかに行った話など多岐に渡っており、
男二人は傍で聞きながら会話の成り行きを楽しんでいます。

病気療養中を感じさせないこの会話が不思議と安らぎを感じさせる時間です。

これまで計り知れない葛藤はあったと思うが、
今ではALSを素直に受け入れるばかりでなく、
それを真っ向から向き合うことを実践している村田の姿。

これを大きな心でしかも献身的に支えているよし子さんの姿に感動し、
訪問した私たちが逆に元気を貰って帰るというのがいつもの訪問パターンです。

帰途「俺が病気になったらどうする?」「とてもよし子さんのような介護はできないわ」
「と言いながらきっとやってくれると思うが・・・」「そんなことはないと思うよ」
などと他愛もない会話をしながら、
一方では間もなくやって来る理想の老後に村田夫婦を重ねている私です。

2012年7月26日 渋谷 武
訪問看護ステーション かがやき  訪問入浴スタッフより

平成15年5月に、はじめて訪問入浴に伺った日のこと、村田さんとお会いした
日を思い出していました。

あれから今日まで9年の時が経過を致しました。
長いお付き合いになります。

現在に至るまでには、病状の変化やそれに伴う生活環境など、
さまざまな問題に直面し、波廣さんや奥様ご家族の間では、
大きな決断と勇気ある一歩を踏み出すまで、たいへんなご苦労があったことと思います。
 
村田さんもご存知ですが、私も父親を約8年間介護してきた経験があります。
「自分だったらこうするかな」、「家族の気持ちはこうだろうな」 など。

介護の職業は難しく、迷い悩みながら日々勉強の毎日を過ごしているのも事実です。

とても前向きな村田さんを見て私は元気をもらいます。
村田さんに少しでも気持ちよく入浴していただけるようこれからも努力していきます。 
『夢や目標』 を持って自分らしい生き方を目指して一緒に頑張っていきましょう。

今後とも宜しくお願い致します。

平成24年6月7日  小山真一

訪問入浴を通じて村田さんとお会いし、サービスを提供する立場でありながら、
村田さんご夫妻から、気付き、学びの機会をいただいている日々です。

つらく苦しい思いもたくさんされてこられたかと思います。
でも、常に明るく前向きなお二人の支えあうお姿にいつも元気をもらっています。

微力ではありますが、
より快適な入浴が日々の生活に繋がりますよう努めさせていただきますので、
宜しくお願い致します。

看護師   宮澤淳子
村田さんのお宅へ訪問入浴に伺うようになって今年で5年目になります。
ALSの方とお会いするのは村田さんが初めてで、
まばたきと文字盤を使用したコミュニケーションには、
正直言ってとまどい、緊張してしまいました。

いま現在も、まだまだ上手に村田さんの伝えたいことを汲み取ることができず、
奥様に頼ってしまいます。
 
前向きに色んなことに挑戦されている村田さんと奥様を見習って、
私も努力を怠らずに仕事に取り組んでいくつもりです。

また、村田さんのお宅に飾られている生け花や、
お庭に季節ごとに咲く色とりどりのお花畑の野菜を見せていただくことも
私の楽しみとなっています。

村田さんと奥様に満足していただけるような訪問入浴に近づけるよう、
頑張っていこうと思います。

小林智子
共生 こころは元気ですよ

数年前、同期会に仲間の一人が、彼が病床で闘う新聞記事を持参した。

それを見た仲間達は、「まさか・・・」「彼が・・・・」「なぜ・・・」・・・・
記事は、絶望のどん底、恐怖からのパニックと闘い今前進しつつある内容でした。

額に取り付けたセンサーで「伝のこころ」を使いこなす彼が見えた。

私同様半年以上も雪に囲まれ育った友なのだ。
中学蛍雪時代の2年間同じクラスだった。
卓球、応援団長、弁論大会では、右に出る人はいなかった。

その彼が、なぜ、 どうして、こういう事に。
一人洗面所の前に立ち尽くしていた事を思い出す。

メール交換が始まった。
不思議と最初から遠慮なくお互いの考えが言えたのだ。
彼の闘病手記は、健常者そのものである。

「夢を持て、必ず叶う」と中学の恩師の教えを座右の名としてしていた。
まさしくそれが現実になったのだ。

夢にまで見た「故郷(秋田)への帰省」と、
こころに残っていた「母(奥様の母さま)の墓参(宮城)」である。

この時の達成感は、計り知れない事であったと想像する。
恩師の教えを忠実に実行した。私は、その教えさえも忘れているのだ。
 
初めて訪問したのは、数年前 東京上野での同期会の翌日でした。

中学卒業後その仲間達が毎年上野公園近くで同期会を続けている。
迷惑かけまいと、代表5人が仲間の車で訪問した。 

その頃になると、彼の生き方、生活パターンが分かり写真も見、
よしこさん(奥様)との電話からも情報が入っていた。
いざ対面し、無表情で大きく開いた目で、じーっと見つめられた。

その目は、「やあー久振り、よく来てくれたなあー」と言いたかったのだろう。
気がついたら彼にほうずりしていた。逢えてよかった。本当に良かった。ホットした。

仲間達は、鼻や目を赤くしながら語り続けていた。
時折微笑む彼(男はこんな時、時間をもてあましてしまうのだ)

彼女たちは次から次へと話かけているのだ。いつの時代も女性は、女神様なのである。

ふと、パソコンを見ると、「ビール飲ませてやって」 「小原泊って」と・・・・。
涙がでるほど嬉しかった、これ以上の歓迎はない。

後ろ髪引かれる思いで、彼の家を後にした。
次回は、必ず泊らせてもらうからその時は、一杯やろうとその後友と泊りがけで訪問、
彼の前で飲んで、食べて、話した、彼が健常者のごとく遠慮なく振舞った。
途中から、息子さんが同席した。力を与えてくれる好青年である。
知り合いかの如く話がはずんだ。
最近の息子は、(私の息子も含めて)親父と同席したがらない、ましてや酒席には)。 
友と話した、彼の躾いいなと。

昼夜の介護驚きである。既に11年も経過している。
にこやかに話す、ユーモアあり、本音あり、こころの内もはなしてくれる。
明るく、優しい頼りがいのある奥さんであり最も重要な介護者なのだ。
その彼女がそばにいるから彼は生きる事に義務感を持ったのかもしれない。
彼女は「介護関係者の方々と共有できればと思い介護者の声の欄を開設した」
彼を思えばこそであるどの手記も明快である。
グチル文言さえ明るいのだ。
 
2007年念願の故郷への帰省の手記、同郷出身の私には、
故郷の情景が、目の前に現れているかの如しである。
蛍雪時代彼や友と遊んだ温泉の沸く河原、博物館、そこかしこに彼を思う気持ち、
代弁するこころを持って綴っている。
「彼が嬉しいだろうな」と思い自分もうれしくなる。そのような表現あちこちに見え隠れする。

彼の実家で「思いもかけない主人の声(録音カラオケ)を聴いて
彼(娘婿)はどう思った事でしょう」
と今回の最大の協力者を思いやる。
24時間神経の休まる事がない、時折の休暇は勿論の事、週休制も必要と思う。
心身共に健康でおられるよう願わずにはいられない。
 
「知的生産活動で新しい人生が開ける」と新たな夢に向かって歩き始めた彼、
「障害者へのケア、管理と生産改善の提案」
「伝のこころの装置の普及と事業体制確立の為の経験談」
おなじ悩みを持つ闘病者仲間と介護関係者への優しいこころ配りがなせる事なのだ。

希望を持って突き進むと次々と応援者や協力的事象が出てくるものだと私は実感した。

80歳になる恩師からの言葉「幸せとは、健康で仲良き事」と。
再び座右の名に追加しているのかも知れない。

私などなんの手助けにもならないが、
せめて仲間達と訪問し彼から「元気をもらう事」が精一杯なのかもしれない。
与えられた命を大切にし共に生きていきましよう。

最後に彼の信念?の言葉を記します
「こころは、元気ですよ」
 たった一つの命だから 運命と向き合い 自分らしい人生を 心残すことなく生ききりたい

ありがとうございました。 

岡山県総社市  小原 榮治     2012.5.26
あじさい介護センター 訪問介護

村田さんのお宅へ訪問させていただくようになり、
早いもので4年という月日が経ちました。

今年もまた一緒にお花見へ出かけ、
春を感じることができ、とても嬉しく思っております。

この4年間で村田さんは、大きく体調を崩すこともなく、
私よりも生き生きと輝き、充実した日々を過ごされています!!

そんな村田さんですが、現在にたどり着くまでにはさまざまな苦悩や葛藤があり、
それを乗り越え今があるのは、ご家族との大きな愛と絆があるからだとしみじみ感じます。

村田さんご家族には、沢山のことを学ばせていただいておりますが、
家族の在り方、大切さ、そして「今をどう生きるか」という事を改めて考える機会を、
あたえていただいたと思っております。

支援者として、今まで以上に、美しい人生を送れるサポートができるよう、
人としてもっと成長していかなくてはと思っております。

そして奥様の心のサポートも出来たらいいと思っております。

吉楽 香梨 H24年 4月25日
さくら介護支援サービスセンター 訪問入浴

訪問入浴介護の仕事に約8年間従事していますが、
介護の仕事は難しい奥の深い仕事だと考えています。

ご利用者様やご家族様の希望や要望をできる限り取り入れ、
気持ちよく入浴していただくには、どうすればいいのか毎日が勉強と思っています。

関わらせていただく1時間ほどの短い時間の中で出来ることは限られてしまいますが、
介護させていただくご利用者様やご家族様とのコミュニケーションを含め、
楽しみに待っていただける訪問入浴介護を心掛けていきたいと思っています。

長沼 一浩 H24年 2月24日